近年のキャンプブームから、100円ショップでもいろいろなキャンプギアが売られています。
でも、”100円ショップのキャンプギアって本当に使い物になるの?”なんて思いませんか?
キャンプギアって、同じようなものでも値段はピンキリ。
中でも100円ショップのキャンプギアは最低価格の部類でしょう。
そこで今回は、ダイソーで買ったキャンプギアをアラフィフキャンパーが実際に使用し、あなたの疑問に答えます。
具体的には、
ダイソーで買ったキャンプギアでごはんを炊き、その準備から洗浄工程、実際に使い物になるのかを紹介していきます。
5分ほどで読め、あなたのキャンプギア購入の選択肢が広がる可能性も高いので、まずはご一読を!
今回ダイソーで購入したキャンプギア
- メスティン 1.5合(800円)
- ちょこっとストーブ(300円)
- 固形燃料25gカップ入(アルミ付)×3個入(100円)
- 固形燃料用受け皿(100円)
※価格は税抜き
メスティン
長方形のアルミ製アウトドア用の炊飯器具(飯ごう)。
ダイソーの中で”800円”はなかなかの高級品。
もともとごはんを炊く専用器具として発売されましたが、煮る、焼く、蒸すなどいろいろな調理も可能。
アルミ製で熱伝導率が良いのが特徴で、中には焦げ付き防止にフッ素加工が施されているものもあります。
また、お米や水分量のメモリが付いているタイプもあり、ダイソーメスティン1.5合もメモリつきで便利。
※ダイソーメスティン1合タイプはメモリが付いていません。
ちょこっとストーブ
アウトドア用の小型調理用コンロ。
折りたたんでコンパクトに携帯できます。
ストーブと言っても、けっして暖房器具ではありません!
また今回買ったものは、五徳部分にそれほど鋭くはないものの、若干”バリ”がありました。
折りたたみや開くときに、指を切る危険性があるので、やすりで削って”バリ”は取った方がいいですね。
燃料は固形燃料やアルコールストーブを使用します。
固形燃料
一般的に、アルコールに添加物を加えて固形化したもの。
旅館の食事に出てくる鍋料理や、チーズフォンデュなどの燃料として見かけますね。
着火がしやすく携帯性に優れるので、キャンプや登山などでも使用されています。
ただ、火力は弱く、風に弱い。
円柱型、タブレット型、缶型、ジェル型などありますが、ダイソーで販売しているタイプはアルミ箔に乗った円柱型です。
固形燃料用受け皿
固形燃料を使用するときに、入れる受け皿。
固形燃料を直接テーブルなどの上に置いて使用すると、焦げて大切なキャンプギアを痛めてしまう危険性があります。
また、タブレット型の固形燃料を使用したときに、ストーブが黒ずんだので、今回この受け皿も準備。
しかし、この受け皿は3本の脚が付いており、この脚とちょこっとストーブの台が合いませんでした。
受け皿が安定しなかったため、使用せず。
ダイソーのキャンプギアでごはん炊き
お米の準備~吸水
- メスティンにお米(今回は無洗米を使用)1合を入れます。
- 1合のメモリまで水を入れます。
- 30分放置(お米に水を吸収させます)
ストーブの準備
- ちょこっとストーブを広げます。
- 固形燃料を真ん中に置きます。
炊飯開始
- ストーブの上にメスティンを乗せます。
- 固形燃料に点火。
- 火が消えるまで放置…のはずが…
沸騰してくると、吹き出す湯気の勢いで、メスティンの”ふた”が浮いて開いてしまった!
ふたを閉めたが、すぐにまた開いてしまうので、ふたの上に重りを置きました。
その後も湯気が勢いよく吹き出していたので、重りを増量。
あとは火が消えるまで放置。
むらし
- 火が消えたら15分放置(むらし)。
一般的にはタオルを巻いて保温するとか、逆さまにひっくり返したほうが良いという方もいますが、そのまま放置でも大丈夫。
炊きあがり
ふっくら、おいしそう。
底の部分は若干”焦げ”ができていたが、なかなか上出来。
もともと持っているメスティンで炊いたときと特に変わりはない。
そのまま食べてみると、ほんの少し固めだが、おいしく炊けてる!
固めの原因は、途中でふたが開いて水分が飛んでしまったことかもしれない。
最初からふたの上に缶詰や石など重りを置いた方が良いですね。
洗浄
メスティンはしばらく水につけた後、洗浄。
スポンジで普通にこすればきれいになりますね。
また、洗う際に”取っ手”を外した方が洗いやすい。
”取っ手”の取り外しや取り付けも特に問題なし。
ストーブは、燃え切った固形燃料(アルミ箔)を取り除けば、わずかに白い残留物が残っているのみ。
それも指でこすれば簡単に落ちます。
最初に準備しておいた”固形燃料受け皿”は結果的に必要ないですね。
ダイソーのキャンプギア使用感
意外といける!ダイソーキャンプギア!
まさにこの言葉がぴったりですね。
全体的に”安っぽくてすぐ壊れそう”という感じはありませんね。
良い点として、
- メスティンにバリがない。
- メスティンに水分量などのメモリが付いているので便利。
- アルミ箔に固形燃料が入っているので、片付けが楽
- 固形燃料の火力や燃焼時間がちょうど良い。
- 固形燃料のにおいがきつくない。
悪い点として、
- メスティンのふたが少しゆるめのため、途中で開いてしまう。
- ちょこっとストーブに若干バリがある。
メスティンのふたがゆるめなのは、少し気になりますが、他メーカのだと価格が高くても”バリ取り必須”や、”メモリがついていない”ものもあるので、全然ダイソーの方がいいですね。
水分量のメモリは地味に重宝します。
固形燃料も3個セットと丁度良く買いやすい。
ちょこっとストーブは、他メーカと見た目も使用感もそれほど変わらないので、価格の安いダイソーでいいでしょう。
固形燃料受け皿はダイソーのちょこっとストーブとの組み合わせは悪かったが、他タイプのストーブや五徳との組み合わせには合うかもしれません。
まとめ
ダイソーのキャンプギアは、リーズナブルで店舗数も多いので手に入りやすい。
また、キャンプでごはんを炊こうとすると、火加減の調整が慣れていないと大変。
初心者には、ギアの手に入りやすさと、火加減調整のいらない今回のセットはまさにベスト。
ぜひダイソーのキャンプギアでごはん炊きにチャレンジしてみませんか?
※注意として、一般的に固形燃料は火力が弱く、風にも弱いので、キャンプで使用する場合は風防(風よけ)も用意し、寒い日はシングルバーナーなど他のキャンプギアを準備しましょう。