焚き火は楽しい!
あったかい、料理が作れる、なにより心がいやされますよね。
楽しい焚き火をした後には、やっぱり後片付けも必要。
でも、
- 最後に水をかけて火を消せばいいんだよね?
- そもそも、焚き火の後片付けってどうするの?
なんて疑問もあると思います。
そこで今回はキャンプ歴20年アラフィフキャンパーが、焚き火の後片付けを解説します。
3分ほどで読め、後片付けのポイントが分かるので、ぜひご一読を。
焚き火の後片づけの重要性
焚き火の後始末の重要性は、何と言っても焚き火は火災の原因になるということ。
総務省消防庁から発表されている消防統計によると、令和3年で全火災の原因で焚き火が第3位になってしまっています。
さらに林野火災の原因では、まさかの第1位!
また、キャンプ場においても、以前は直火(直接地面の上での焚き火)が可能だったところも多かったが、現在は焚き火台の使用が条件になっているところがほとんど。
その理由は、焚き火の後片付けをきちんとやらずに帰ってしまうマナーの悪いキャンパーの増加が背景としてあります。
昨今のキャンプブームで、焚き火のマナーや後始末の悪いキャンパーが増えてしまうと、焚き火禁止の方向に進んでしまうこともあるかもしれません。
これからも焚き火を楽しみ続けるために、マナーや後片づけはきちんとしていきましょう。
焚き火の後片付けは、焚き火中から始まっている!
まず、焚き火はすぐに消えません!
帰る時間になっても焚き火の後片付けが終わらない、なんてことがないように薪の量を調整しましょう。
燃え尽きる時間は木の種類や大きさによっても異なりますが、撤収時間の2時間前を目安に新たな薪の追加をストップ。
焚き火を終わりたい時間には、薪が燃え尽きて灰になるように、逆算して、片付け準備をしていこう。
焚き火をすぐに消したい時は火消ツボ
焚き火を上手く調整して、予定通りの時間で薪を燃やしきることは、なかなか初心者には難しい。
そこで、燃やしきれなかった焚き火を消すのに「火消ツボ」が便利ですね。
火消ツボの中に火が消えていない薪を入れ、フタをして密閉。
燃焼の3要素である酸素の供給が遮断され、消火。
消火中は、火消ツボ自体が熱くなるので、火傷に注意!
薪を家に持ち帰ったり、捨てる場合は、温度が下がったのを確認してから。
燃やした薪や灰は、キャンプ場のルールに従って処理しましょう。
ちなみに、火消ツボで消した薪は、翌日にまた焚き火で使用できますよ。
さらに早く火を消したい場合、容器にたっぷりの水を入れ、火のついた薪を直接入れて消火しましょう。
ただし、サッと水につけても芯の部分は燃え残っている場合もありますね。
燃えていない部分にも水が染み込み、湯気が出なくなるまでじっくりと水につけましょう。
燃えている焚き火に直接水をかけるのは絶対ダメ!
水蒸気や灰が急に舞い上がり、火傷の危険。
さらに、焚き火台が急激な熱の変化で、ゆがんでしまいますよ。
まとめ
今回は焚き火の後片付けを紹介しました。
まとめると次のようになりますね。
- 焚き火が林野火災の原因で「第1位」、後片付けはしっかりと。
- 撤収時間の2時間前ぐらいから、焚き火に薪の追加はストップ。
- 焚き火をすぐに消したい時は、火消ツボを利用しよう。
- 燃えている焚き火に直接水はかけてはダメ、溜めた水につけましょう。
- 燃え残った薪や灰の処理は、完全に火が消えてから、キャンプ場のルールに従いましょう。
それでは、火傷や火災に気をつけて、焚き火を楽しみましょう。