キャンプギアに「フッ素樹脂加工」っていらなくない?
でも家庭用だと「フッ素樹脂加工」されているフライパンを見かけること多いですよね?
とはいえ、
- そもそも、フッ素樹脂加工ってどんな加工?
- キャンプギアにフッ素樹脂加工してどんなメリットがあるの?
という方も多いと思います。
そこで今回は、そんなフッ素樹脂加工の疑問に、キャンプ歴20年アラフィフキャンパーが答えます。
3分ほどで読め、あなたのキャンプ調理ギアの片付けが楽になる可能性がありますので、まずはご一読を!
キャンプギアにあるフッ素樹脂加工とは?
金属やセラミックなどの表面にフッ素樹脂の膜を形成する加工。
フライパンなどが焦げ付きにくくなり、スベスベに!
「テフロン加工」といえば、一度は耳にしたことがあると思います。
テフロンとはフッ素樹脂の一部で、開発元の米国デュポン社の登録商標。
その他にも、フライパンの「マーブルコート」、「ダイヤモンドコート」などもフッ素樹脂加工の一種ですね。
フッ素樹脂加工は、焦げ付きにくく、スベスベになるというメリットもありますが、
- 金属のヘラなどが使えない
- 経年劣化にて、家庭用のフライパンだと1~3年で買い替えが必要
などデメリットもあります。
フッ素樹脂加工あるなしのキャンプギア比較
実際にメスティンを使い、フッ素樹脂加工の「ある」と「ない」で、
- ごはんを炊く
- ソーセージを焼く
で比較してみますね。
ごはん炊きの場合
固形燃料での半自動炊飯で炊きました。
炊いたご飯は両方とも少しおこげあり、硬さなどもほぼ同じ。
ただ、ごはんを取り出したあとのメスティンに大きな違いあり。
フッ素樹脂加工なしでは、こげがこびり付いているのに対し、加工ありではほぼ「こげ付きなし」。
洗うのも、フッ素樹脂加工ありでは簡単にスポンジで落ちましたが、加工なしでは若干時間がかかりました。
ソーセージ焼きの場合
ソーセージを焼いた感じでは両方とも変わりないですね。
ただ、焼いている途中から、フッ素樹脂加工なしではメスティンにコゲが付き始め、焼き終わりにはコゲがカピカピ状態に。
フッ素樹脂加工ありでは、焼き終わりにコゲがありましたが、まだしっとり。
とりあえず、メスティンを少し水でぬらしてから、キッチンペーパーで拭きとってみましょう。
フッ素加工ありではきれいに拭き取れたのに対し、加工なしでは多少コゲが残り、画像では分かりにくいですが、油分が伸びるように残りましたね。
フッ素樹脂加工のキャンプギアは必要なの?
フッ素樹脂加工は、調理中はギアにコゲ付きはありますが、実際の調理作業や出来栄え、味には特に差はないですね。
でも、最後の「洗う」ときに、加工ありがもっとも威力を発揮!
汚れの落ちが良く、キッチンペーパーで拭くだけでもかなりきれいになりますね。
キャンプって、
- 料理作るのは楽しい!
- 食べるのも楽しい!
でも後片付けは…あんまり楽しくないですよね。
調理に使ったキャンプギアを洗うのは、できるだけ楽したい!
そんなあなたに、「フッ素樹脂加工のキャンプギア」はおすすめです。
まとめ
買い替えが必要になるかもしれませんが、それほど金額が高くなくても、フッ素樹脂加工してあるキャンプギアもあります。
1つのキャンプギアを長年使って「育てていく」人には向かないかもしれません。
でも、初心者にはキャンプ中の楽しくない時間を減らせるので、フッ素樹脂加工のキャンプギアはおすすめです。